百年亭の南側は、開放的な広縁となっており、魅力的な空間なのですが。。。
確保できる壁が少なく、北側のように筋交いを設置することができません。そのため、地震発生時の力を受け止める耐力壁と呼ばれる壁を設置し、この壁で集中的に地震力を受け止めます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEidEf2QwfMPn2icvnwt6_Uf4ZTAO2bEwpiTLEtu1x4igxJhaAFo-i76bAQM_gUcUhOaXIkV50YEk0GdWI-4PzCPucguP6ROSAGdpLU0EsxYXCqzgnbeZEvZDx2xK9UZAlxCLJ4HpmIZGtQDSixx1nmk5qnnfXMrlkNwHPws5u6IOchNZZNZOy3oMZWDjQ/w266-h400/IMG_4824.JPG) |
南側に設置した耐力壁 |
集中的に力を受ける箇所になるので、今は隠れて見えなくなってしまっていますが、壁の下の地中にはかなりの大きさ(広さにして2m×2m)の鉄筋コンクリートの基礎を設けています。
その基礎が壁から伝わる地震の力を受け止めるとともに、コンクリートの重さによって地震の力で建物が引き抜かれることを防ぐ役割を果たしています。
震度6弱程度でも倒壊の危険性があった百年亭ですが、改修工事により、現行の基準の下で建てられる他の建築物と比較して遜色のない耐震性能を確保しています!
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